勝手な都合

さっきのキャンセルもそうですけど、客の勝手な都合に振り回されるのはうんざりしますね。私の本業の場合、完全受注オリジナル品となりますので、中途半端に制作途中でキャンセルされたりしても、そのシステムを他のクライアントに売れることはほとんどありませんし、非常に迷惑なことになります。

せどりがうまくガス抜きになってるからいいのですがれが仕事一本だったら中央線にダイブdathよ。SE業界も似たような状況らしくこのコラムなんか読むと涙が止まりません。とりあえず会社辞める日を楽しみに考えながらすごす毎日です。


私が本業で経験した一番悲惨な思い出は納品後の検収をするまでに1年半も掛けられてしまったことですね。通常の場合、検収が終わって初めて納品書を発行することになりますが、この時は全く何もしてくれませんでした。3ヶ月ほど経って「そろそろ・・・」と問いかけてみても、「今、手の空いている人間がいないから」ということで持久戦になる公算が高くなり、検収作業についての保証を約束する覚書(納品書発行日付時点での技術的な保証)と共に納品書を発行しました。

そしてようやく検収を始めてくれたのが納品してから1年半経った頃です。当然他の案件に取り組んでいる最中です。

  • 「データベースのバージョンが最新じゃない」
  • セキュリティホールのあるソフトウェアが使われている」
  • 「社内のの部署名に変更があるのに反映されていない」
  • 「早急に作業してくれ」

等々


言いたい放題です。と言うか1年半も前に作ったシステムの内容なんて自分で作ったとはいえ、忘れかけてしまっています。コーディング面はおろかシステムの動作すら記憶が曖昧になっています。思い出すだけで大変な作業です。

この一件以来、「納品後3ヶ月以内にクライアント都合で検収が終わらなかった場合には検収が終わったこととする」という一文を契約書に盛り込むようにしました。

実際にはお互い、あの手この手で自分の勝手を通そうとするんですけどね。