休眠

なんちゃってサラリーマンをやっていた辺りでお気付きの方もおられたと思いますが、本業の会社を休眠会社にすることにしました。

本業の会社は大晦日が年度末でして、先月末に決算をしました。そして顧問税理士さんに依頼して、今までやってきた会社を税務上の休眠会社にすることにしました。

私だけが社員という、これ以下は有り得ないという零細会社でしたが、お陰様でクライアントに恵まれ、私さえやる気になれば仕事が途絶えることはないというほどたくさんの依頼がありました。

ただ、去年あたりからやばいなと感じていたんですね。何がやばいのかと言うと頭の回転が自覚できるほど落ちてきていたんです。以前なら一晩で出来たものが最近では1週間かけて終わるかどうかという・・・。

まるでプロスポーツ選手が体力の限界で引退を決意するのと同じような感じです。

今でも依頼案件は欠かさずあるのですが、このまま続けていくと、いつかクライアントに迷惑を掛けてしまうことになるんじゃないかと。そこで、なんちゃってサラリーマンをやったりして、本業に区切りらしきものを付けることができましたので、事情を説明して会社を休眠会社にすることにしました。

本来なら隠居しても良いのかもしれませんが、私の場合、肝心なことを忘れていました。それは「後継者を育てる」という経営者にとって重要な課題の一つです。

将来を托せる後継者(=社員)を作らなかったために、自分の限界がイコール会社の終わりになってしまいました。私の10数年来の友人は給料を払うのに悲鳴を上げながらも社員を雇って、いつでも実務を任せられる状態に育てています。しかし私はこういう努力や負担を惜しみました。

今後どうするかについては、さすがに私も考えていますが、もし今後独立を考えておられる方がこのブログを読んでいただいているとするなら、後継者の育成も事業の一環と捉えてほしいなと思います。

とりあえずしばらくはゆっくりします(^^;