削除機能
せどりとは全く関係のない話です。
数ヶ月前まで、結構な額を吹っかけながら最終的には程良く、ぼった額でプログラム開発を受注していた私ですが、一番イヤだったのが、削除機能を書くことでしたね。会員削除機能、注文履歴削除機能、予約削除機能などなど。
とにかく誰もが必ず欲しがるのが削除機能でした。「そんな機能、実用的にいらんのに」と思っても、どんな場合でも削除機能の要望だけは絶えませんでした。
思うに「俺はいかにも管理しているんだぞ」という気分を味わえるから削除機能を欲しがられたのでしょうか。
削除機能は、技術的に最も簡単で考える必要の少ない機能に入りますので、単に作るだけなら別にどうってことないのですが、管理欲に煽られて求められた削除機能に限って、その後のどうでもよいような悩みに付き合わされることになるんですね。
「間違って大事なデータを消してしまった」
「だから、削除機能なんて危ないだけだって言ったでしょ」
「今度からパスワードを入力しないと削除できないようにしてくれる?」
「はいはい。(最初はパスワードを入力するように作ったのに、イランと言ったのは誰ですか・・・)」
「これからは念のために削除後も復活できるようにバックアップを取っておいてくれるか?」
「はいはい」
数ヵ月後
「ディスク容量使いすぎじゃねーか?」
(無駄なバックアップのせいでしょうに・・・)
さらに数ヵ月後
「パスワード忘れた」
呆れて何も言えません。
削除機能の中でも最も人気のあるのが、会員削除機能です。「おいおい、俺に楯突いたら脱会させるぞ」という快感があるんでしょうね・・・。