95%

人気ブログランキング


今の私が誇れるものと言えば間違いなく、3人いる南天堂の梱包スタッフです。彼らの意識の高さにはいつも刺激を受けています。

自ら「頑張りすぎてしんどい」というセリフを吐いていたとしても、そのセリフに対して「お疲れさん」という感謝の言葉が自然に口から出てくるほど、彼らの頑張りを評価しています。

最近では、ようやく人を使うことに慣れてきたのか、「しんどい」というセリフが出てくる前に「しんどいやろ。ちょっと休憩してや」と言えるようになってきました。雇われていた時の経験から、「しんどい」と自分から言い出すより、「よう頑張ってくれたな。しんどいやろ」と労をねぎらってもらう方が嬉しいかなと思っているからです。


もちろん彼らの仕事が効率良く進むように事前準備をしていたとしても、想定通りに仕事をこなしてくれる以上、成果は全てスタッフによる努力の賜物。彼らがあってこそ成り立つ生業をしている以上、成果は全て彼らのもの。委ねている側が手柄を取ってしまうようではダメだと思っています。


そんな私の最近の口癖は、「いつでも余力残し。95%しかせぇへんよ」


100%以上の成果を求める側がまだ余力を残しているように見せかけないと100%を維持することは困難です。「頑張れ」と言う言葉と同時に「俺はまだ余裕があるぞ」と信じさせないことには、それ以上を望めませんし、いざという時に頼ってもらえません。

やせ我慢も大事。ベタなコントに出てくるような、散々殴られておいて、「俺は負けたと言ってへんから、まだ負けてへんねん」というハッタリも大事。


実際に頑張っているかどうかは自分が決める問題じゃないですし、周囲の判断が全て。なんぼ口で「手を抜いている」と言っても、見ている人には分かる。だから俺も一生懸命頑張ろう。そう思ってもらえるようになりたいと願っているのですが、受動的すぎてダメなんですかねぇ。