出資メンバー

わらしべさんについては私が多くを語らなくても皆さんご存知だと思いますので、現金出資メンバーについて簡単に紹介してみたいと思います。

まず200万円を出資してくれることになったのは、私がタクシー乗務員をしていた頃の同僚で、先日まで経営していた会社を立ち上げる時に協力してくれた奴(今後はNと呼ぶことにします)です。当時はプログラム未経験だったにも関わらず、今では従業員を雇って活躍しているソフトウェア開発会社経営者です。

タクシー乗務員としては、私の先輩にあたるのですが、年が近いこともあり本当に仲が良く(私の方が年上)不景気真っ只中の10年前に共に苦労をした間柄で、年末の朝まで忘年会メンバーの一員でもあります。大雑把な私と正反対で、とにかく細かいことを気にする女々しい奴ですね(^^; ある日突然大金を手にして、その貴重な一部をせどりに投資してくれることになりました。


そして100万円を出資してくれることになったのは、私の会社にホームページ作成等を依頼してくれた、泣く子も黙るサラ金の社長(今後はMさんと呼ぶことにします)です(^^;;; Mさんと私は親子と言ってもおかしくないほど年が離れていますが、私との付き合いは常に友人というスタンスでいてくれる懐の深いお方です。私にとっては実父以上に敬愛している方で、まさに親父と言うべき存在となっています。

口癖は、「おい、ひっそり。稼いどるけ? はぁ?アカン? しょうもないやっちゃなぁ。なんぼ必要なんや? その分、なんか仕事作ってみんかい。ワシは金貸しやからお前に金を貸すことは簡単やが、金利取るで。そんなことしたないから、仕事して請求書持ってこいや」です。本当に涙が止まりません。

Mさんのようにお金を貸すことを生業としている方から「これは俺の博打。100万パァにしても、賭けてみたいと思わせたお前の勝ちや」と言ってもらえたことは、私の誇りです。

ちなみにNとMさんは、3年前に阪神が優勝した時に、私とMさんの息子さん共々4人で甲子園のライトスタンドでビールを飲んだのが最初で、それ以来、連絡を取り合うことはなかったそうです。あの時のチケット代(ライト側外野自由席1人9500円)を出してくれたのがMさんで、私やNにとっては本当に頭の上がらない存在であり、人間として目指したいと思う存在の人でもあります。昨日初めてMさんと対面したわらしべさんもMさんの度量に心酔してしまったようです。


Nは、私とわらしべさんのために事務所として使う物件の初期費用を負担してくれることになり、Mさんは、いずれ私とわらしべさんが対立するだろうからと言って、行司役として報酬なしで取締役会長に就任していただくことになりました。

この4人で会社を興すことになったのですが、このうちの誰か一人でも欠けていれば存在しえない会社、それが今回設立する会社だと思っています。